PCを新調しました【自作PC】
はじめに
こんにちは、ハッピーマウンテンです。
試験終了後特有のやる気消失により何もできてなかった訳ですが、いい加減何か書こうと思って書いています。
最近、自作PCを新調したのでその話でもしようと思います。
きっかけ
2017年、米半導体大手のAMDから、新アーキテクチャ「Zen」を搭載した新CPU、「Ryzen」が発売されたことは記憶に新しいですが、2019年、第三世代Ryzen(アーキテクチャはZen2)シリーズで大幅なIPC向上を果たし、Intel製CPUに対して低かったシングル性能ではほぼ互角、マルチ性能では圧勝という快挙を成し遂げました。
また、第二世代Ryzenでは最高で8C16Tでしたが、第三世代では最高で16C32TのCPUが出ると聞いたので、久しぶりにPCを自作しようと思ったわけです。
構成
構成は以下の通りです。
CPU | Ryzen 9 3950X |
---|---|
M/B | MSI MEG X570 UNIFY |
RAM | G.Skill Trident Z Neo 32GB (DDR4-3600, CL16-19-19-39) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti(前PCからの流用) |
SSD |
Crucial P1 1TB (M.2, NVMe/PCIe3.0×4) CFD販売 PG3VNF 1TB(M.2, NVMe/PCIe4.0×4) |
CPUクーラー | Noctua NH-D15 |
電源 | Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 850W |
早速組んでいきましょう。
組み立て
自作PCと言っても、ただ完成品を組み立てていくだけなのでそんなに書くこともないのですが…
CPU
もちろんAMDのRyzen 9 3950Xです。16C32Tの化け物CPUですが、10万弱と結構安いんですよね。Intelで16C買おうとすると20万くらいしてたので…
11月30日の午前11時にドスパラ通販にて争奪戦を潜り抜け買うことができました。本当は米尼かneweggで買おうと思ってたのですが、見事に争奪戦に敗れました;;
国内流通品は輸入品より1万円くらい高いですが、米尼に張り付き続けるのも嫌なのでこれで良しとします。
ロットは1944SUTで、中国工場の44週目製造のもののようです。比較的最近ですね。
国内流通品は発売が遅れたのもあってほぼこのロットらしいです。IF1900出る報告をちらほら見かけるので比較的当たり石が多いロットなのでしょうか?(そもそも3950X自体がダイ選別品ですが)
マザーボード
マザボはMSIのX570 UNIFYをチョイス。5chの自作スレでおすすめされていたのでこれにしました。最近はずっとASUSばっかり買っていたので久しぶりのMSIです。
VRMは12+2+1フェーズで、そこそこ電力食いの3950Xには十分でしょう。チップセットファンはグラボと干渉しないように下にオフセットされていて、黒一色でシンプルな感じなのと、最近のマザボにしては珍しくLEDも付いてないので個人的にはかなり良いマザボなのですが、SATAが4つしかないのがイマイチポイント。
メモリ
メモリは安心と信頼のG.Skill製Ryzen用メモリのTrident Z Neoをチョイス。容量は16GB×2枚の32GBで、周波数は3600MHzのOC仕様、レイテンシは16-19-19-39です。
まあ特に問題点もないんですが、あえて挙げるとすればLEDが光るところでしょうか。そもそもヒートシンクがゴツいのであまり関係ないかもしれませんが、光るメモリは結構背が高かったりするので、大型空冷クーラーと干渉することがあるんですよね。実際今回も後で干渉することになります。
SSD
SSDはcrucialのP1 1TBとCFDのPG3VNF 1TBをチョイス。P1はシステムドライブ、PG3VNFはデータドライブとして使います。マザボのSATAポートが少ないので、SSDはM.2規格のものにしました。一応どちらもNVMe接続です。
写真には写っていませんが、CFDのPG3VNFはPCIe4.0に対応しています。第三世代RyzenからPCIe4.0がサポートされるようになったので、折角なので少々高いですが買ってみました。
それにしてもM.2 SSDは配線不要なのでケース内がすっきりしてとてもいいですね。値段もSATA接続のものであれば2.5インチSSDとそれほど変わらないので、今後はこっちを使っていきたいです。
CPUクーラー
CPUクーラーはNoctuaのNH-D15にしました。3950Xは280mmラジエータ以上の水冷システムが推奨されていますが、自分は空冷派なので、下手な簡易水冷より冷えるこれを選びました。ちなみに普通のNH-D15はAM4ソケットに非対応なので、別途専用のマウンタが必要になります。
薄々嫌な予感はしてたのですが、見事にメモリと干渉しました。ファンを上にずらせば良いだけなので、取り付け不可能ということはないのですが、今度はずらしたファンがケースのサイドパネルと干渉し、サイドパネルが取り付けられなくなりました…
マザボをケースに組み込んだ時の画像ですが、かなりはみ出してます。サイドパネルをぶった切るのも嫌なので、見栄えは悪いですがサイドパネルは外した状態で運用することにしました。
電源
写真撮るの忘れましたが、Thermaltakeの850W、80+Gold認証、フルプラグインの電源です。特に電源にはこだわりがないので、適当に安いのを選びました。850Wは少ないように見えますが、CPUとグラボで400W行かないくらいなので大丈夫…なはず。
無駄に光りますが、OFFにできるのでよしとします。
完成
まあ組み立てるだけなので、とくに何もなく完成しました。CPUクーラーの存在感がすごい。
ベンチマーク
これで終わるのもアレなので、ベンチマークをとってみます。使用するツールはCINEBENCH R20、UEFIを最新版にしてPBOを有効にし、軽いOCをかけながら行いました。メモリはXMPを読み込んだものをそのまま使用しています。
結果は上のとおりです。定格で9000ptsほどらしいのでPBOは確かに効いているのですが、温度は76度とまだ余裕があります。手動でOCするともっと高いスコアは出せそうですが面倒なのでやめておきます。ちなみに本格水冷だと10000pts超えることも可能だそうです。
あと、せっかくなのでPCIe4.0に対応したSSDの速度も測ってみます。Crystal Disk Mark7.0を用いて1GiBを5回づつ測定しました。
シーケンシャルでは読み込みはほぼ公称値が出ています。書き込みは少し低いですがこんなもんでしょう。ランダムもSATAに比べるとかなり高くなっています。ただ、発熱はかなり大きいですね。マザボ付属のヒートシンクを使っていますが、ヒートシンクなしでは実用は難しそうです。
正直、OSの起動などでは体感差はあまり感じられないですね。しかし大きいファイルを移動させる際にはかなり速いので買ってよかったと思います。
おわりに
近年は多コア化が急速に進み、高性能なCPUを低価格で買えるようになりました。エンコードやDTMをする人間としては、本当にいい時代になったなあと思います。
ご覧いただきありがとうございました。